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なのフェイなの なネタ投稿部屋。
Posted by - 2024.04.20,Sat
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Posted by リー - 2010.08.24,Tue

こんばんは。
まずはちょっとお知らせをば。

「タヌキのくせになまいきな」シリーズ化決定っ!!
リクエストしてくれた脇田さんが冗談半分にシリーズ化とか言った挙句おねだりとかしてくれたので、ネタ残っているうちは頑張ってみようという気になりました。なので暫くは続きます。相変わらずはやてさんが暴走してるだけのギャグ小説ですが、読んで下さると嬉しいです。
ギャグはなのフェイに比べると拍手数少ないのでどうなる事かと思ってましたが、好きだと言って下さる人がいるなら書きます。ネタならいくらでも用意出来ますしね。
あ、勿論なのフェイもちゃんと書きますぜ☆

んで更新。
前になつさんが
『理性とか崩れ去って我慢出来そうにないけどなのはさんに緊張で触れないフェイトさんと、それを知っててわざとフェイトさんを誘惑するなのはさん』
ってネタを提供して下さったので、書いてみました!こんな感じで良かったのかな…。
ちゅーなのです。珍しくパラレルじゃないです。
興味のある方は続きからどうぞ。

 

 

夏休み最後の登校日。
日中の日差しは未だに衰えを見せないが、それでも朝晩はいくらか秋のような涼しさを見せていた。

そんな時期、早めに終わらせておいた課題を提出し終えた解放感に、五人でカラオケに行った帰りだった。
アリサ、すずか、はやてと別れ、二人並んで家まで帰る。
少し前までならば、こんな時には二人でしか出来ないような会話で盛り上がっていたのだが、そうもいかない。

以前の関係は親友で、今の関係は恋人なのだから。
それを意識してしまうと、どうにも前のように上手く会話が出来ないのだ。


「フェイトちゃん」
「ひゃいっ!?」


考え事をしていた所で不意に声をかけられ、思わず声が裏返ってしまう。
それに対してなのはは僅かに驚いたような表情を見せたが、すぐに笑顔へ戻ると、そっと左手を差し出した。


「手、繋ごう?」
「う、うん」


断る訳にもいかず、なのはの左手に自分の右手を乗せる。ぎゅっと力強く握られると、自分の右手がじっとりと汗ばんだような気がした。
不快に思われていないだろうか、となのはを見るが、不快そうな表情は浮かべておらず、安堵の溜息を吐いた。
そんな自分を見て、なのはは不思議そうに首を傾げてから笑った。


「どうしたの?変だよ、フェイトちゃん」
「そ、そうかな…。そんな事ないよ」


自分の返答に一応は納得してくれたようで、なのはは再び前を向いた。
その時だ。頬に雫が落ちる。空を見ると、雲は暗く、心なしかゴロゴロと雷も鳴っている。
まずい、と思った時は既に遅く、滝のような雨が降り始めた。

繋いでいた手を引いて、慌てて走り出す。そのまま、なのはの家よりも自分の家の方が近いという事もあり、マンションの中へ飛び込むように入った。


「…濡れちゃったね」
「うん。せっかくだからうちでシャワー浴びて、制服乾かしてから帰ったらどうかな……っ」


無意識のうちに視線を下に向けて、家に寄ったらどうかなんて誘ってしまった事を少しだけ後悔した。
この雨で濡れたシャツは透けて、可愛らしい下着が目に入ってしまった。
このままでは、色々と我慢出来ない気がする。主に自分が。
だが、今更帰れとも言えず、靴と靴下を脱ぎ、裸足になって廊下へ上がると、壁際へと鞄を置いた。


「た、タオル取って来るから…ちょっと待ってて」


すぐに脱衣所へ向かって何枚かタオルを取ると、玄関へ戻りなのはへ手渡す。
身体中の水分をいくらか吸い上げたところで、なのはを家へ上がらせると脱衣所へ案内した。


「さ、先に入って。私、何か温かい飲み物でも用意して待っ――」


言い切ろうとしたところで突然言葉を止めてしまう。何故なら、キッチンへ向かおうとした自分の腕を、なのはが掴んでいたからだ。


「なのは?」
「ね、一緒に入らない……?」
「わ…私…は…っ」


断ろうとするのだが、それを感じ取ったなのはが悲しそうな表情を見せたので、思わず言い淀み俯く。
その際に、いつ開けたのだかわからないが、開いたシャツから覗く胸元が目に入り、ゴクリと唾を飲み込んだ。
頭の中では、「触ってしまえ!」と囁く悪魔と、「ダメだ!」と言う天使。そして「緊張して触れないよ!」と主張する自分の精神が騒いでいた。


「フェイトちゃん…」
「(う…うわぁぁぁぁぁ!!)」


そんな自分の気持ちを余所に、なのはの身体と自分の身体が密着する。
もう、色々と限界だ――そう思っているのに身体は動いてくれない。
頬を僅かに染めたなのはがこちらを見て、口を開いた。


「一緒に、入ろ?」
「………うん」


結局、最終的に出たのはその一言だけだった。
勢いに任せて行かなかった自分を少し責めつつも、脱衣所の扉を静かに閉める。

この後、更なる苦悩が待っている事には気付かずに。

 

 

 


……短くてごめんなさい。でも楽しかったです。どぎまぎしてるフェイトさんwww
こんな感じで良かったでしょうか?
とりあえずお粗末様でしたー。

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なのはさんとフェイトさんが幸せならそれでいいです。
パラレルが多いような気がします。

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