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なのフェイなの なネタ投稿部屋。
Posted by - 2017.12.16,Sat
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Posted by リー - 2010.04.20,Tue
こんばんは。
突然ですが、明日映画見に行きます。
実は色々と忙しくて映画見逃していたんですが…近辺で再上映があるらしく、友人も一緒に行ってくれるという約束もしてくれたので。楽しみです!

さて、SS投稿します。ちゅーなので告白ネタ。
へたれフェイトさんが書きたかっただけなのに、気が付いたら……おかしな方向に進んでいましたね。
興味ある方はどうぞー。







深夜の暗い部屋で不意に目を覚ます。寝惚けていた頭を覚醒させながらも目の前をじっと見つめると、そこには愛する女性の寝顔があった。

――そっか、昨日泊まりに来たんだっけ。と、そこで漸く理解する。

そのまま再び視線を目の前の彼女へ向ける。未だ起きる気配はなく、規則正しい寝息が部屋に響いていた。


「なのは」


起こさないように小声でそっと呟く。彼女が本当に起きない事を注意深く確認してから、もう一度口を開いた。


「……好き、大好き、愛してる」


思い付くありとあらゆる愛の言葉を呟いてから一息吐く。すると途端に羞恥心が身体全体を襲った気がして、顔を両手で覆った。掌から熱が伝わる。おそらく真っ赤だ。


「――っ、やっぱりダメだよ。恥ずかしい…」


相手に聞こえていない時でさえこんな状態だというのに、起きている時に言うなんてとてもじゃないが無理だ。だが、実は寝ている隙にこうして告白じみた事をするのは初めてではない。

初めはいつか告白する時の練習に、と思い、始めたのだが、実際には言えないまま。最近では『だからあんたはヘタレなのよ!』とまで言われてしまう始末である。


「……はぁ」


何だか情けなくなり吐いた溜息は天井へ向かい、やがて溶けた。




* * *




「……それで?」
「え、何が?」
「何がじゃないわよ!あんたとなのはの事よ!!」


授業の合間の休み時間。自分の席へ来たアリサに言い寄られる。ちなみになのはは任務の為に学校には来ていない。おそらく来れるかどうかギリギリといった所だ。


「告白したのかって事よ」
「………してない」


蚊の鳴くような声でぼそりと呟く。それでもしっかりとアリサの耳には届いたようで、今まで以上に詰め寄られた。


「まだしてないの!?本当にあんたって人は……このヘタレ!!」
「うぅ……だってぇ…」


アリサの猛攻を受けて項垂れながらも反論しようとする。だがそれもアリサの追撃によって阻止されてしまった。


「だってじゃないわよ!どう見たってあんた達は相思相愛なのよ?きっとなのはだって告白を待ってる筈よ!こんな出来レースが与えられているってのに、何が不安なのよ!?」
「は……恥ずかしくて……」


またも小声で呟く。そんな態度にアリサは盛大に溜息を吐いた。


「とにかく、今日明日にはしなさいよ。こういうのって決意してから日が経つと余計に恥ずかしくなるから」
「う、うん…」
「いい?思った事を素直に言えばいいんだから」


頷くのを確認するとアリサは漸く離れて行った。




* * *




「はぁ…」


授業中ではあるので控えめだが、溜息を吐く。

アリサに言われた通り告白しようと考えてはいるのだが、肝心の言葉が思い付かない。

世界で一番特別な人へ贈る言葉なのだから、やはりとびっきりの言葉にしたい。


「(思った事を素直に…。『私、なのはの笑顔が大好きなんだ』……何か違うな。これはいつも言ってるし。『全てが好き!』って感じに言おうかな。うーん…。『大好きだから抱きたいの』……こ、これじゃ変態みたいだよ!)」


そうしてあれこれと考えているうちに、不意に肩を叩かれる。

これがいけなかった。突然の出来事に驚いた事で、先程考えていた言葉が全て口から出てしまった。


「な、なのはの笑顔が全部が大好きで抱きたくて変態っ!!」


そんな言葉に、教室が静まり返った。そんな時に沈黙を破ったのは、先程肩を叩いた張本人だ。


「えっと……フェイトちゃん…?」
「な、なななななのなの…う、うわぁぁぁぁぁぁ!!」
「フェイトちゃん!?」


聞かれてしまった。よりによって本人に。

恥ずかしいやら驚いたやらでパニックになり教室を飛び出す。慌てて後ろから追い掛けて来たなのはから逃げるように走り、やがて辿り着いた屋上で漸く足を止めた。乱れた呼吸を繰り返しながらもフェンスに寄り掛かると、扉の開く音と同時になのはが姿を現した。


「フェイトちゃん…お、落ち着いて、ね?」
「お、落ち着いてなんかいられないよ…だってなのは、聞いちゃったんでしょ?」
「う、うん…」
「あぁぁもうおしまいだぁぁ…!!」


目の前にあったフェンスを必死に揺らす。ついには涙が滲んだがもはや気にしない。


「フェイトちゃん…早まらないでね?」
「もうほっといてくれよぉー…」


病院なんかで自殺する、やさぐれた男のような発言を繰り返す。相手がなのはであろうが、嫌われてしまった自分にはもはや関係ない。

だが、直後になのはが取った思わぬ行動に身体が硬直する。後ろから抱き締められたのだ。


「……漸く落ち着いた」
「な、なのは……あの、その、嫌いになったんじゃ」
「どうして私がフェイトちゃんを嫌いになるの?」
「だって、あんな…あんな……恥ずかしい事を」


後ろを振り向いてなのはの姿を見ようとした途端に頬に何かが触れる。それがなのはの唇であると気付いた時には、さっきまで告白しようと考えて悩んでいた時よりも顔が熱くなる。


「なのは…?」
「抱きたいってフェイトちゃんが思ってくれてるのに嫌いになる訳がないよ。寧ろ嬉しかったし……そういう事考えてるのはフェイトちゃんだけじゃないし…私も、ずっとこうしたかったんだよ」
「(……そういう意味での抱きたいじゃ、なかったんだけどな)」


なのはの顔が赤く染まっていく。そんな姿を見ながら心の中で呟いた。だが決して抱き締めたくない訳ではない。そういう事を考えていたのは自分も同じだ。そう思うと、先程まで悩んでいた自分が馬鹿らしく感じた。

思った事を素直に――先程のアリサの言葉の意味が、今なら理解出来る気がした。


「なのは。私、なのはの事が大好きなんだ。だから、私と付き合って欲しい」
「フェイトちゃん…。うん、喜んで!」


最後に見せたなのはの笑顔は今まで見たどんな笑顔よりも可愛く見えた。

その後、話の一部始終を聞いたはやてに、これでもかっていう程からかわれたのは、また別の話。








後書き
……こんな筈ではなかったんだけど。
本当は、純粋にへたれなフェイトさんが書ければ幸せだったんですが、気が付いたらやさぐれてました(笑)
まぁ、ハッピーエンドなら良しという事で。

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なのはさんとフェイトさんが幸せならそれでいいです。
パラレルが多いような気がします。

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