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なのフェイなの なネタ投稿部屋。
Posted by - 2024.04.27,Sat
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Posted by リー - 2010.09.13,Mon
リリマジまでには一度連載更新しようとか考えてますが多分無理!!いや頑張れば出来るか…?
でもレポートとか原稿とかまだあるしなぁ。更新出来るのであれば金曜日にします。金曜日に更新されてなかったらもうリリマジ終わるまで更新はないものと考えて下さい。


さて、原稿の息抜きにちょこっと小ネタ投下。
夏休み中に書いたまま放置プレイ状態だった物です。これも好きなアーティストの曲をイメージして書いてみような奴です。
お前気持ち悪いわ。
…とか思うくらいフェイトさんがなのはさん好き好きなんですけど、それでも良かったらどうぞ。
あと、最後にコメントの返信してます。心当たりのある人だけは見逃さないで下さい。

 

 

「ねぇ、フェイトちゃん」


二人揃ったとある休日。ソファーに座って本を読んでいると不意に声をかけられる。
読んでいた本を閉じて彼女の方を見ると、それを見てから彼女は口を開いた。


「私のどこが好き?」


彼女の質問に、もう一度彼女をしっかりと見てから考える。
亜麻色の柔らかい髪は好き。可愛らしい笑顔は、毎日見てても足りないって思う程好き。それに、いつも見てる細身の身体も好きなのは、言うまでもない。でも、そんな事は言わない。
きっと、そんな事を言ったら「もう、外見ばっかりじゃないー!」なんて怒られるに決まってるから。

勿論外見だけじゃないし、笑顔だけじゃない。中身だって好きな部分は、沢山あるけれど。


「……内緒」
「もー!何それ!?」


自分の答えに納得がいかないのか、なのはは頬を膨らませて怒る。
結局、どこが好き、という彼女の質問には答えないという選択をした。
好きなところなんて沢山ある。正直、好きじゃない所なんて、ない。だからといって全部、という答えはどこかいい加減な答えに聞こえてしまうだろうから。だから、言えない。
それに、好きになる事に理由なんて必要ないというのが、自分の考えだ。


「ごめん。でも今日はそれで許して?」
「…仕方ないなぁ」


苦笑しながらも許してくれる彼女の耳元へ口を寄せると、小さな声でそっと囁いた。


「…言わなくても、私がなのはを愛してるのは変わらないから」
「フェイトちゃん……」


顔を離して彼女の表情を見ると、その顔は真っ赤に染まっている。
そんななのはの姿を見ながら、こんな時間がいつまでも続けばいいと思う。時間が許すならば、ずっとこうして何気ない時間を過ごしていたい。
そのまま柔らかな髪に口付けようとした時、携帯電話の着信音。自分の携帯だ。それを取って、届いていたメールに了承の返事だけ返すと、携帯を閉じてなのはの方を向いた。


「ごめん……仕事みたい」
「良いよ、仕方ないもん」


なのはは少しだけ残念そうに笑う。その笑顔に、申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
先程は何気ない時間がずっと続けばいいと言ったが、それを許さないのが時間というものだと知っている。現にこうして仕事の時間を自分に与えて、さっきの時間を終わらせてしまったのだから。

そんな事を考えながら、制服をクローゼットから出していると、なのはが自分の腕を引き、頬へそっと口付けた。


「…頑張ってね」
「うん」


今度は自分から頬へ口付ける事でなのはに応える。

なのはに「頑張って」と言われる事が一番の活力だという事を、なのははわかっているのだろうか。
この一言だけで、悲しい事も、苦しい事も、全て乗り切れる。
きっと、本人はそれに気付いていないだろうけど。

 


* * *

 


仕事を終えて、自宅のリビングへと転送して貰う。
メールでは、夕食を作って待ってると言っていたのでリビングにいるのかと思ったのだが、リビングは真っ暗だった。
手探りで電気を付けると、なのはが作ったらしい夕食がラップされてテーブルに並んでいる。でも肝心のなのは本人はどこにも見当たらなかった。


「一度家に戻ったのかな……?」


そう思い、とりあえず着替える為に自分の部屋に行く。
ドアを開けると、なのははそこにいた。自分よりも僅かに小さな肩が小刻みに揺れている事で、なのはが泣いているとわかった。


「なのは…?」
「っ、フェイト、ちゃん…?」


持っていたジャケットをその場へ落とし、すぐになのはの元へ駆け寄る。
なのはは目尻に溜まった涙を袖で拭うと微笑んだ。


「お帰りなさい。疲れたでしょ?」
「ただいま…それより、なのは」
「あ、びっくりしたよね?たいした事じゃないんだ。ただ、一人になったら、つい寂しくなっちゃっただけで…」


そう言いながら笑うなのはの身体を引き寄せて抱き締める。そのまま何度か背中を撫でてから、口を開いた。


「ごめんね」
「フェイトちゃんが謝る事じゃ…」
「でも、寂しくさせちゃったのは私だから」


すると再びなのはの身体が震えた。そしてすぐに嗚咽が聞こえ出す。
泣いているなのはには悪いけれど、いつもは強いなのはが、こうやってたまに見せる涙。それも私は好きだった。
いつもとは違って、頼って、甘えて貰えるから。


「寂しくさせるフェイトちゃんなんか…大嫌い」


なのはの「大嫌い」なんて口だけで、反対の意味にしか聞こえない。それは、自分だけがなのはに貰える特別な言葉。
そんななのはの身体をより一層強く抱き締めてから、そっと囁いた。


「私は……愛してる」


――どんな時でも。

それは、なのはの為だけにある言葉。

 

 

 

 


あとがき
書いた後で恥ずかしくなったwww
愛してるとか愛してるとか愛してるとか好きとか大好きとか書きまくったせいだと思います!!


んで、以降は拍手コメント返信ですー。



てんさん
正解でしたか!良かった良かったwww
サイト内から飛んだんですね…私から見ると、キッドさんのマイミクになってるんでてっきりそっちから来たのかと思いました。
てんさんのSS、見せて貰いましたよー!!とりあえず…これだけは言わせてもらいます。高町家に振り回されてる可愛いはやてさんも、いい…!
こちらこそ後々リンク張らせて頂きます。みくしぃのにメッセージはいつでもお待ちしてますよー!!
 

拍手[13回]

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