タイトル…思い付かなかった。だってじぇらしーな話だから…。
というか、私いつも小説を書く際、ノートに書いてから、PCの方に打ち込むんですがね。今日打とうと思いノートを見返すと…。
本文とは違う所に
『…教導隊(違)』
って書いてあったんですけど何ですかこれ?ってか授業中に書いてたから、授業中に先生が何か言って、多分聞き間違えしたんじゃなかろうか、と思うんですけどね。でも教導隊って…何を聞き間違いしたんだろう。
と、とりあえず小説。フェイなのばっかりだったから今回はなのフェイ。危ない部分は反転にしてます。では続きからどうぞ。
夜の管理局の廊下を急いで歩く。いつもは執務官らしく、大人の女性らしく落ち着きある行動をしようと心掛けている。なので、ここまで早足で歩く事なんてない。だが、今日のこの時だけは例外だ。
決して意味もなく、こんなに急いでいる訳ではないし、会議やらの仕事に遅れるから、なんてつまらない理由ではない。理由は、自分の後ろから聞こえて来る足音にあった。先程からずっとついて来る足音。おそらく追い掛けられている。いや、今までの経験上、間違いない。
最初の頃は、こうして逃げるような事もせず、ちゃんと対応していたのだが、キリはないし、あまりにも仕事に遅れるものなのでシャーリーに怒られてしまった。そういう理由もあり、対応するのを止めたのだ。
同じような状況でも、なのはは未だになるべく対応するようにしているようだが、自分はしない。
面倒だし、仕事が遅れる事で怒られるのが嫌なのも勿論だが、何より、なのはに勘違いされるような事や、妬く原因なんて作りたくなかった。
後ろから追い掛けられて来る相手が誰であるかわからないが、ヒールが地面を叩く音から、女性である事は予想がついた。以前から、男性に紛れて時々女性にも言い寄られる事がある。自分には、なのはしか見えていないのに、好意を寄せられても迷惑だ、というのが本音である。
「人間関係にヒビが入りますから言わないで下さいね」とシャーリーから釘を刺されているので、口にする事はないが。
「あ…フェイトさん。どうしましたか?そんなに急いで」
「ティアナ…」
曲がり角を曲がったところで、自分の補佐官をしているティアナの姿が目に入る。
ティアナは自分とよく行動を共にしているし、六課時代から言い寄られている姿を見ているので、話せば理解してくれる。そんな相手に、今の状態で出会えた事はとても心強かった。
とりあえず、誰かに助けを求めたいと思っていたから。
部下に助けを求めるというのもどうかと思うが、他に頼れる人間はいない。挨拶もそこそこにして、ティアナの肩を掴むと、少し慌てた口調でティアナが口を開いた。
「フェ、フェイトさん!?突然どうしたんですか?」
「ティアナ。あの…助けて欲しいんだ。今、後ろから追いかけられてて」
「え?あぁ、いつもの…。フェイトさんも人気があって大変ですね」
現状を理解し始めたティアナに黙って頷く。すると、ティアナは暫く唸った後、真剣な表情で口を開いた。
「あの、とりあえず諦めてもらって、退散してくれれば良いんですよね?」
「うん。そうだね」
「なら…フェイトさんにとっては不本意だと思うんですけど…。恋人のフリをして、誤魔化しちゃいませんか?多分それが一番手っ取り早いと思うんですけど」
確かに、フリとはいえなのは以外の人とそういう関係であると思われるなんて不本意だ。しかし、緊急事態である。悩んでいるうちにも足音の主はこちらへ近付いて来る。つまりは、もう考えている時間は、ない。
もし、噂で広まったとしても、その噂がなのはの耳に届く前に理由を説明すれば良いのだ。自分にはそれが可能であるという確信もある。
「緊急事態だから…仕方ないよね。ティアナ、ごめん。行くよ?」
ティアナの返答を待つ時間もなかったので、すぐさまティアナの前に顔を近付ける。唇が触れる直前の距離。
見られる角度にも注意したし、これならばキスしているように見られるだろう。
先程から響いていた足音が止まる。後ろで誰かが息を詰めるような気配がした。だが、ふと気付いた。後ろの気配とは別に、前方からも気配がある事に。
「え…?」
思わずティアナから顔を離して前を見る。そこには、本当の恋人である、なのはの姿。後ろから来る足音ばかりに集中していて、前方には全く注意していなかった。普通、前からも人が来る事は予想出来た筈なのに。
「…っ!!」
今度はなのはの方向から息を詰めるような声がする。その直後、後ろから慌ただしい足音が聞こえ始め、次第に遠ざかっていく。どうやら、自分が誤解させたかった相手は思惑通りに誤解してくれたようだ。だが、視線の先にいる彼女は未だに動かない。
前方をずっと見ている自分を不審に思ったティアナが後ろを振り返る。その瞬間、ティアナの顔が真っ青になった。それは当然の事だろう。視線の先にいるのは、よりにもよって一番見られたくない相手なのだから。
「な、なのはさん…」
「なのは……ち、違うの。これは」
すぐになのはに言い訳しようと口を開いたが、全てを告げる前に、強い力でティアナから引き離され、唇が押し付けられる。すぐに抉じ開けられ無理矢理舌が入って来ると、いつもより乱暴に口腔が犯される。
あまりの激しさに、なのはの制服を強く掴んでされるがままになるしか出来ない。
なのはは自分が満足するまで容赦なく口付けてから、ゆっくりと唇を離す。キスだけですっかり腰砕けにされてしまい、力無くなのはの方へもたれ掛かると、なのはは受け止めてくれた。
その瞬間、ぞわりと身の毛がよだつ程の空気が辺り一面を覆いつくす。ちらりとなのはの顔を見ると、この空気がティアナへと向けられた物である事がわかった。
「ご…ごめんなさ…」
謝らなければならないと感じたのだろう。ティアナの弱々しい声が後ろから聞こえる。だが、なのはの表情も、空気も先程から一向に変わらない。
「フェイトちゃんは…渡さないよ。誰にも」
小さな声だが、はっきりと廊下に響く。その途端、腕を強く引きながらなのはは歩き出す。
途中、足がうまく動かない自分の姿を見ると、そっと抱き上げて再び歩き出した。そうして連れて来られたのは仮眠室。
暗い部屋の中で乱雑に降ろされる。なのはは一度離れると、部屋の鍵を閉めて覆い被さった。
危険だと頭が警告を鳴らしているが、逃げる事は出来ない。
「な…のは…」
「知らなかったな。ティアナとあんな事する仲だったなんて」
なのはの唇が再び自分のそれへと触れる。それと同時に制服を引き千切るように脱がされ、肌が外気に晒される感覚に身体が震えた。抵抗しようと、なのはの腕を掴むが、それを窘めるようになのはの手が自分の手を撫でた。
「フェイトちゃん…邪魔、しないで」
冷たいなのはの声に、逆らうべきではないと判断して抵抗を止めると、なのはの手が胸を揉みしだいた。それに対して条件反射のように突起は固く尖っていく。それを人差し指と中指で摘まむと、強く愛撫される。
痛みに思わず身体が跳ねると、くすり、となのはが微笑んだ。
「…痛かった?ふふ、ごめんね。でも、フェイトちゃんには知って貰いたいんだ。あの時…私がどれだけ痛い思いをしたか」
「ふぁ…っう」
痛みを伴うように何度も何度も摘ままれる。だが、なのははそれだけでは足りずに、突起へと顔を寄せると強く噛んだ。
予想していなかった痛みに、見開いた目からぽろぽろと涙が零れる。なのはは舌でそれを掬い取ると、タイトスカートと下着を一気に剥ぎ取り、中へ二本の指を差し入れた。
多少濡れているものの、まだ受け入れるには早過ぎる。じわじわと無理矢理入って来る痛みに唇を強く噛んでそれに耐えた。口の中に、鉄の味が広がる。すると、咎められるように唇が指でなぞられた。
「ダメだよ、フェイトちゃん…。あぁほら、血が出ちゃってる」
なのはは顔を近付けると、傷口をなぞり、血を舐め取っていく。そして、仕上げとばかりに口付けてから、未だ中へ侵入したままの指を動かす。
窪みに触れるように指を手前に折り曲げ、小刻みに揺らすと、腰の辺りに快感がじわじわと溜まった。それと同時に、秘部から溢れた愛液が、なのはの指を濡らしていく。
「凄いね、フェイトちゃん。もうヌルヌル…ほら、こんな簡単に入っちゃう」
一度指が引き抜かれ、間を置かずに入れられる。そして、存在を主張し始めた敏感な突起に唇を寄せて強く吸われると、頭が真っ白になった。
「っあ、なの…はぁ……。ダメだ、よ……っちゃ…」
限界が近いところで、急になのはの指が引き抜かれる。身体中に溜まったまま熱が昇華されないもどかしさに、なのはの顔を見るが、なのはは笑みを浮かべたまま動かない。
「…どうしたのかな、フェイトちゃん?」
「っ、なのは…ぁ…」
縋るように名前を呼ぶと、なのはの笑みが一層濃くなる。それと同時になのはの手が下へ伸びる。
だが、欲しかった強い刺激は与えられず、更に焦らすように滑る。指が動く度に響く、いやらしい音に顔が熱くなった。時折、突起の周りを指が撫でると、強く反応してしまう。
「ねぇ、フェイトちゃん。イきたいんだよね?さっきから凄く腰が揺れてる」
なのはの言葉に、何度も首を縦に振る。すると、そんな自分の姿を見たなのはは再び口を開く。
「…反省した?ティアナとあんな事して」
「した…っ。反省した、からぁ……。なのは、ごめんなさ……もうしな…から…っ、イかせ…」
そんな自分の態度に満足したのか、なのはが一気に指を二本放った。先程のように焦らす事なく、ぐりぐりと感じる部分を責め立てられる。既に絶頂に導かれつつあった身体がそこへ辿り着くのに、時間はかからなかった。
「なのは…っ、なのはなのは……ぁああっ――」
* * *
「だから、本当にキスしてた訳じゃなくて…」
「事情は大体わかったよ。フェイトちゃんを追って来る子から逃げる為に、ティアナと恋人のフリをしてただけなんだね」
黙ったまま頷く。するとなのはは深い溜息を吐いてから口を開いた。
「何でそういう事するかなぁ。別に、恋人がいるからってちゃんと言えば良かったんじゃない?」
「さ、最初の頃はそうしてた…けど…。相手にすると離して貰えなくて仕事出来ないから…。相手にせず逃げてってシャーリーが…」
「うーん…それは仕事が詰まってる時であって、別に普段からずっとそうしろって事じゃないと思うんだけど。フェイトちゃん。仕事忙しかった?」
「ううん。仕事は終わってた…けど…」
そこで一度言葉と切ると、なのはが話の続きを促すようにこちらを見る。それに従って言葉を続けた。
「なのはに…早く、会いたくて…」
「…フェイトちゃん」
名前を呼ばれた瞬間、勢いよく抱き締められる。あまりに強い力で抱き締められた為に苦しくて、その意思をなのはに伝えると、なのははごめんね、と謝って腕を離した。
そして立ち上がり、制服のジャケットを着ると、残ったこちらの制服を差し出した。
「遅くなっちゃった。ヴィヴィオ待ってるし、もう帰ろう?」
「なのは、怒ってないの?」
「…うん。ちょっと怒ってた、けど。フェイトちゃんのお話聞いたら、そんな事、忘れちゃった」
こちらを見て微笑んだなのはにつられるように笑うと、ジャケットを着て、仮眠室を後にした。
後書き
なのフェイって難しい。フェイなのは何となく書けるのに。書くのが難しいってだけで、どっちも攻めて、どっちも受ければいいよ!!な感じなのでどっちも好きですが。
きっと教導官様は嫉妬深いと思います。
さーて…次は……連載、かな…。多分。では、お粗末様でしたー!!
なのはさんとフェイトさんが幸せならそれでいいです。
パラレルが多いような気がします。
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