こんばんはー。
とりあえずこれから別件で原稿がありますので、今までもノロノロ更新だったのが更にノロノロになりそうなので小ネタを投稿したおきます。いや、原稿やってる時に限って違うジャンルが書きたくなるんですよね。きっと更新頻度が増えた時は「あ、こいつサボってる」とか心の中だけで思っておいて下さいな。

さて、今回の小ネタはえちぃの書こうとしてた途中でボツにしたネタ(笑)
なのフェイ、とか思わせて本当はフェイなの。しかも中途半端。

でもそれでも読むぜとか思う方は続きからどうぞ。あ、えちぃとこもぬるーく若干あるので一応注意して下さい。

放課後の屋上。下の校庭では部活動に励む生徒達の声が響いている。


「ごめんね。気持ちは凄く嬉しいよ。でも私は、君とは付き合えない」


校庭とは違い、静かな屋上で拒否の意を示す言葉だけが響く。その言葉を聞いた目の前の少女は涙を流しながらも屋上から去る。また、泣かせてしまったと罪悪感を感じたが、こればかりは自分を譲る事は出来ない。

だって自分の想い人は、別にいるのだから。


「フェイトちゃん」


屋上に再び少女が現れる。だが、先程とは違う人物で。
今、目の前に立つ少女は紛れもなく自分の想い人だった。彼女はこうして、自分が告白されて断るところをこっそりと見ている。告白する人には悪いと思っているが、彼女に対してそれを咎めた事は一度もない。

何故なら、彼女に見られて困るような部分が自分にある事は許されはしないのだから。それに、浮気の心配をされる程、愛されていると思うと嬉しくてたまらない。


「なのは」


彼女――なのはの名前を呼んで抱きつく。ここが学校である事など、気にしない。なのははしっかりと受け止めると、手を引いて目立たない場所へと移動する。そこで漸く欲しいと思っていた唇が触れた。


「ん、なのは」
「フェイトちゃん、もっと欲しいんだ？」


軽く触れただけの唇では足りなくて求めるように名前を呼ぶ。そんな自分の意思を理解して、意地悪く問うなのはに何度も頷くと、すぐに唇が触れ、舌で抉じ開けられた。
口腔を犯すなのはの舌に背筋がぞくりと震え、制服を強く握った。


「…熱いね。脱いじゃおうか？」
「………え？」


暫くして離れたなのはの唇から言葉が紡がれる。
すぐに意味が理解出来なくて、間抜けな声を出すと、冗談だよ、とすぐに返された。だが、冗談を本気に見せる為の演技なのかはわからないが、いくつかボタンの外されたシャツから覗く肌に思わず目を奪われる。

心臓が、なのはにも聞こえてしまうのではないかと思うくらい、激しく鳴り響いていた。


「…見たいの？」
「何を…」
「ずっと、こっち見てたよね。物欲しそうに、ずっと」


胸元を指差して、なのはは笑みを浮かべる。再び視線はそこへ釘付けとなり、ごくりと喉を鳴らした。
なのはの質問に対して黙ったまま頷くと、そんな自分の反応に満足したようになのはが笑い、頬へ唇が触れた。


「良いよ。フェイトちゃんが見たいなら…脱いであげる」


なのはの指がシャツのボタンをゆっくりと外していく。それに比例して、先程以上に露わになる肌と、見え始めた下着に、崩れかけていた理性の壁が音を立てて崩れていった。
体温が上昇した気分になり、自分もならうようにボタンを外すと、なのはがクスリと笑った。


「どうしたの？自分から脱いで……本当にエッチなんだから、フェイトちゃんは」


そう言いながら、鎖骨から胸元までを人差し指でゆっくりとなぞる。その時のなのはの表情に、待ちきれなくなった。

自分へ向けられた手を掴むと、なのはの鎖骨へ噛み付くように口付ける。口付けた場所へ何度も痕を残しながら、胸を隠している下着をずらす。視線の先にある胸の頂きを口に含み、強く吸い上げると、甘い声を含んだ声が上から降りて来た。


「んっ…フェイト、ちゃん。せっかち…」
「ごめん…でも、待てない」


その言葉を聞いたなのはは、愛撫を受けながらも嬉しそうに笑う。こういう時の表情は知っている。
自分が求めているのはなのはだけなのだという事実に優越感を感じている顔だ。他人から見れば、嫌な人間だと思われるだろうが、こういったなのはの表情は嫌いではない。自分を想っている証拠なのだから。









中途半端！！ごめんなさい！！！でもこの辺でボツにしちゃったんだっ…。
お粗末様でしたー。

[8回]