眠いよぅあうあう。
本当は連載更新しようかと思ったけど、先に小ネタ出します。ツバキさんのコメントから思い付いたネタ。放課後、生徒会室にて。のもしもシリーズ。
キーワードは盗撮(笑)
短いですが、続きからどうぞー。
もし生徒会長が盗撮していたら。
「会長、何してるんですか?」
後ろから突然声をかけられ、驚いて振り向くとそこには次期生徒会長候補で有名なアリサが立っていた。
「何だ、アリサか…びっくりさせないでよ」
「びっくりさせるつもりがあるとかないとか関係なく、そんな所にいたら普通に声かけますよ。怪しいじゃないですか。で、何してたんですか」
アリサの言葉に心外だとでも言いたそうな表情を浮かべてから、手に持っていたカメラを見せながら口を開く。
「これ」
「……え?」
「これを持って…」
そう言いながらもカメラを手にしっかりと持ってから、壁から廊下をそっと覗き込む。そんな自分に従うようにアリサも壁から覗き込む。
視線の先には、はやてと談笑しているなのはの姿があった。カメラを動かして、はやてがなるべく写らないように注意しながらシャッターを押す。すると、可愛らしく笑うなのはがデジカメの画像に写った。
「……はやて先生が写るのはちょっと気に入らないけど、仕方ないかな。なのはの笑顔が撮れただけで満足」
「で、先輩は結局何をしてるんですか」
「え?盗撮」
「…………」
見てわからないかな、とでも言いたそうな表情を浮かべると、アリサの表情が歪む。この表情は最近見慣れたのでわかってきた。おそらく、というより絶対に呆れている表情だ。
「アリサ…。呆れてる、よね」
「……当たり前ですよ。いい加減にして下さい、この変態会長がぁぁぁっ!!」
その後、アリサの怒鳴り声によって覗いていた事と盗撮していた事はあっさり見つかってしまい、デジカメに残していた写真のメモリは怒ったなのはによって全て消去された。
もし生徒会長が堂々と撮影していたら。
押し倒して、キスをして。すっかり力が抜けてしまったなのはのシャツに手を掛けて胸を曝け出す。そして下腹部に手を伸ばして下着を取り払ってから、自分の鞄に手を伸ばした。
「フェイトちゃん…?」
「ん、ちょっと待ってて。確かこのへんに…あった」
自分の鞄の中から出て来るのは、自分で持ってきたデジカメ。何をするのか理解出来ずに首を傾げているなのはに微笑んでから、デジカメのスイッチを入れた。それをなのはの方向へ向けるとシャッターを押す。
画面には、胸を露わにしたなのはの姿が写っていた。
「ちょ、ちょっとフェイトちゃん。何して…」
「んー。なのはが綺麗だから、撮っておきたいな、って思って」
「やだやだ!そんなの残さないで!!」
一生懸命手を伸ばして、自分の手からカメラを奪おうとする。そんななのはの手をかわして鞄の中に仕舞い込むと耳元で囁いた。
「…どうしてそんなに嫌なの?別に誰にも見せないよ?」
「ん…だって……恥ずかしいし…。それに、フェイトちゃんにはちゃんと直に見てもらいたい、から…」
小さな声で呟くなのはの様子が可愛らしくて、思わず強く抱きしめた。
……なんかごめんなさい。眠くて頭働かなかった…。雑っぽいけどネタだから許して下さい。
お粗末様でした。
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「うーん……なんかいまいち……」
物陰からシャッターを切り、しゃがみ込んだ私は撮ったばかりの写真を見直していく。けれど、どれもブレてたり他の人が写り込んじゃってたり満足どころか妥協できるものすら見当たらなかった。
……私、こんなに写真撮るの下手だったんだ。
今さら知った自分の不得手にため息を零す。隠し撮りなんてしてないで正面から撮ればいいじゃない、なんて呆れたようなアリサちゃんの声がするけどそんなの恥ずかしくて言えっこないよ……。
盗撮のほうが恥ずかしいなんて聞こえないキコエナイ。
「はぁ……」
「こんな隅っこで隠れて何してるの、なのは?」
「ひゃぅっ!? ふぇ、フェイトちゃん……」
後ろから声を掛けられた私はびくりと肩を跳ねさせ、聞き覚えのあるそれにぎこちなく振り返れば思ったとおりそこにいたのはフェイトちゃん。しかもその手にはさっき驚いた拍子に落としてしまったデジカメが。
「あっ……」
しまった、と声を上げるも遅くフェイトちゃんはピッピッ、と軽快に操作する。つまり私が撮ったフェイトちゃんの写真を確認していく。
永遠にも感じられそうな時を経て私の耳に届いたのはふぅん、の一言。
恐る恐ると顔を上げるとフェイトちゃんはデジカメをポケットにしまい込み、唖然とする私に手を出して、
「携帯、貸して」
「え? あ、えと、……はい」
「まったく、写真くらい言ってくれればよかったのに」
訳も分からず差し出した携帯を受け取ったフェイトちゃんは、片手で操作しながら私の隣に並ぶ。
そして不安を溶かすように優しく微笑んだかと思えば頬に触れる柔らかい感触、と同時にピロリンと携帯のシャッター音。
――あれ? 今の、何が撮られたの?
「はい。それじゃあまたお昼休みにね、なのは」
フェイトちゃんは混乱してる私に携帯を返すと、ひらひらと手を振りながら歩き去っていく。呆然と私も手を振り返し、恐る恐ると携帯を開くと、
「~~~っ!!」
待ち受けにされた私と、私の頬にキスするフェイトちゃんのツーショットに声にならない悲鳴を上げるのでした。
ちなみに生徒会室にてなのはさんが撮ったピンボケやブレている写真をニヤニヤもとい楽しげに見る会長がいたとか。
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拍手では文字数オーバーだったためこちらから失礼しました。
ほんの気まぐれで書いた生徒会長ネタがいつのまにか凄く広がってますね。これ、早速載せて頂きますー。ちなみに、こんな所でって感じですが、「フェイトちゃんのエッチ」の台詞ネタ、貰っていいですからねー!
なのはさんとフェイトさんが幸せならそれでいいです。
パラレルが多いような気がします。
ちなみにリンクフリー。報告はしなくてもいいですがされると非常に喜びます。
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