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なのフェイなの なネタ投稿部屋。
Posted by - 2024.04.27,Sat
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Posted by リー - 2010.06.27,Sun
とりあえず今日思い付いたネタを忘れないうちに投稿しておきます。
今回小ネタは二つです。
ひとつは、とある乙女ゲーを元にしたパロ。ヴィヴィオが凄い事になってます。
あともう一つは……こほん。「空に浮かぶ月」のツバキさんからコメント返信にて提出と言われたやつ。中編『届いて』を元に書いてます。わからない方は一度そちらを見てからにした方がいいかと。
勝手にごめんなさい。でも提出と言われて書かずにはいられなかったぁぁ!!後でコメントに書いておきますね(事後報告)

それでは興味のある方はどうぞー!




ミッドの国のなのは


「ねぇなのはママ。ヴィヴィオはなのはママの事、大好きだよ」


マフィアに似つかわしくないと思える程、人懐っこい笑みを浮かべてヴィヴィオは言う。
自分にだけ見せる、ヴィヴィオの笑顔に応えるように笑ってから、なのはは口を開いた。


「にゃはは、有難う。私もヴィヴィオの事、大好きだよ」


そんななのはの言葉に、フェイトはギリ、と奥歯を噛み締める。
なのはが自分以外を好きになるなんて許せない心と、なのはがこの世界へ留まる為なら誰と結ばれようとも我慢しようとする心。
二つの心がせめぎ合い、どうにかなりそうだった。


「でも、なのはママの好きは、ヴィヴィオを自分の子供のように見た時の好きでしょ。私の言う好きの意味とは、違うよ。本当に好きなのはそこにいる兎さん。そうでしょ?」
「そ、れは…」


ヴィヴィオの言葉に、なのはの頬が紅く染まっていく。
その様子が肯定を意味していると理解すると、フェイトは心臓が高鳴った。だって、なのはが自分の事を好きでいてくれるなんて思ってもいなかったから。


「本当?なのは…」
「フェイトちゃん…。本当だよ。フェイトちゃんの事、好きなの」


お互いに近寄ると強く抱き締める。
だが、そこに流れる甘ったるい雰囲気を壊すようにヴィヴィオが大きく拍手をした。フェイトは機嫌の悪そうな表情でヴィヴィオを睨む。効果はないようだが。


「そんな怖い目で見ないでよ。それでね。思ったんだ。なのはママも、兎さんも、私も幸せになるにはどうしたらいいか。そこで思い付いたんだけど、ヴィヴィオはこれから、なのはママと兎さんの子供になる」
「…はぁ!?」


なのはよりも先にフェイトの方が素っ頓狂な声をあげる。今まで抱き締めていたなのはの身体を離すと、今度はヴィヴィオに掴みかかった。


「何言ってるの?なのはと私の仲に、子供なんていらない。仮にいるとしてもちゃんとなのはと自分の遺伝子を受け継いだ子供を作るよ!」
「えー。酷いなぁ。なのはママだったら大歓迎だって言ってくれるよ。ねぇ、なのはママ」
「え?あ、うん…」
「なのは!」


ヴィヴィオの言葉に素直に頷いてしまうなのはを見て、肩をがっくりと下げた。なのはに逆らうなんて出来ない。つまりなのはが許可したのならヴィヴィオは間違いなく子供となるのだ。


「やった。そういう訳だからこれからよろしくね、フェイトママ」


語尾にハートマークでもつきそうな言い方に、フェイトは思わず溜息を吐いた。そして、最後の抵抗とでもいうように、ヴィヴィオに向かって大きく口を開いた。


「とにかく!私はヴィヴィオが子供になるくらいなら死んでやる!!」
「じゃあ、ママになってくれないなら殺してやる!!」


あまりに過激な発言の後、なのはの怒った声が周りに大きく響いた。

――後日、仲良くゆりかごを散歩する三人の姿があったとさ。






アリスネタ。白ウサギがフェイトさん。アリスがなのはさん。そして帽子屋はヴィヴィオでした。
ぶっちゃけ最後の二人の言い争いが書きたかっただけだったりします。




フェイトちゃんの……



「だから!これは着ちゃダメだって言ったでしょ!!」
「何で!?」


今週は土曜日、日曜日とお互いに予定が空いた。加えてフェイトちゃんの家に誰もいないという事で、土曜日に泊まってから日曜日にデート…の筈だったのだけど、出かける予定だった時間はとっくに過ぎている。なのにまだ家にいる理由は、この言い争いにあった。

今日着る筈だった服について、急にフェイトちゃんが文句をつけて来たのだ。流石に頭ごなしにダメと言われるだけでは納得がいかないので理由を聞いてみたのだが、フェイトちゃんは答えてくれない。そんなフェイトちゃんに腹が立った事もあって、こうして言い争いを続けたままになっているのだ。


「とにかく、それは着ないで。服なら私のを貸すから」
「だから、何でダメなのか教えてくれなきゃ納得なんて出来ないってば!!」


先程から聞きたかった事を告げるように大声で促す。すると、これ以上争いを続けるのは無意味だと感じたのか、フェイトが少し考える素振りを見せてから口を開いた。


「……あまり、言いたくなかったんだけど」
「いいから、言って。じゃないと、これ着るんだからね!」
「わかった。わかったから…。あの、ね。その……この服を着ると、胸元がよく見えるから…」
「…え?」


それはつまり、この服を以前着た際に、フェイトちゃんはよく見える胸元を覗いていた訳で。そう思うと急に羞恥心が込み上げて来た。
俯いていた自分を不思議に思ったのか、フェイトちゃんが顔を覗き込もうとする。そんなフェイトちゃんを強く睨むと、大きく息を吸い込んで叫んだ。


「……フェイトちゃんの、エッチ!!」
「な、なのは…それは酷いよ」
「だ、だって見てたんでしょ?」
「それは、まぁ…つい」


苦笑しながらも否定しないフェイトちゃんに対して更に怒ろうとすると、それをフェイトちゃんが制止した。
何事かと思い、先程まで怒っていた事すら忘れてフェイトちゃんを見ると、フェイトちゃんは僅かに頬を赤くして呟いた。


「だって、なのはの胸元見せていいのは私だけだよ…。他の人になんて見せたくない」


その言葉に、静かに微笑んでから立ち上がると、フェイトちゃんへ向かって口を開いた。


「フェイトちゃん。服、借りるね」


するとフェイトちゃんは、酷く安心した表情を浮かべた。






こんな感じですか…?常にそういう所へ目がいってしまうフェイトさん。だと可愛いなぁとか思ってたんですがどうですかね?


ともかく、両方共お粗末様でしたー。

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なのはさんフェイトさんばっかりのSSサイト。
なのはさんとフェイトさんが幸せならそれでいいです。
パラレルが多いような気がします。

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