昨日書いた小ネタ、あまりにも読み返して納得いかなかったので、書き直しました。ツバキさん持ち帰る時はこっちでお願いしますー。一時間くらいで書きなおしたのでがっかりクオリティーですが。昨日よりはマシになったと…思う……。
では興味のある方は続きからどうぞ。
違和感は我慢してたせいでした。
良い天気昼下がり。公園を二人並んで歩いている途中で手を繋ごうと、そっと自分の手を伸ばす。だが、隣を歩くフェイトちゃんの手は引っ込められてしまい、繋ぐ事が出来ないまま空中を彷徨った。
その事を不満に思い、隣をちらりと見るが、フェイトちゃんの表情は変わらない。
怒ってるのかな、と思ったが、その理由は見つからない。それに、故意にやってるとは思えない。フェイトちゃんはそんな事をする人じゃないと思うから。
なので、その時は気のせいかな、と思い、出した手をさり気なく戻すと、フェイトちゃんと今日行く場所について相談し始めた。
* * *
街で買い物を楽しんでから、入ったのはカラオケボックス。そこへ行くと決まった時は表情には出さないものの、内心喜んでいた。
決して歌えるからという理由ではなく、フェイトちゃんの歌が聴けるから、という理由からだ。フェイトちゃんの声は好きだから。
だがそこでも隣に座っているフェイトちゃんの無造作に置かれた手に触れた瞬間、フェイトが慌てて手を引っ込めた。これは流石に見逃す事が出来ず、不満を表情に出しながら口を開いた。
「私と手を繋ぐの、嫌?」
「そ、そんな事ないよ!なのはと手を繋ぐのが嫌だなんてっ」
「じゃ、どうして今、手が触れたら引っ込めるの?」
「それは……驚いただけで。ごめんね。手、繋ごうか」
未だに不満はあったのだが、手を差し伸べるフェイトちゃんの表情があまりにも申し訳なさそうだったので、何も言わずに手を繋ぐ。離れないように強く握ると、控えめにフェイトちゃんの方からも握り返された。だが、今度は接近していた身体が、徐々に離れていく。
「…フェイトちゃん、どうして離れるの?」
「それは……」
「ね…嫌なの…?」
言いながらも、フェイトちゃんの方に近付いていく。
始めは逃げていたフェイトちゃんだったが、ソファーの端に辿り着いてしまい、逃げ場所を失った。それを見逃さずに追いつめてフェイトちゃんにさっきよりも近付いた。
その時、ぐらり、と視界が揺れたかと思えば、フェイトちゃんと天井が視界に映った。
「え…?」
「…なのはが悪いんだよ。そんな格好で近付いたりするから。ずっと我慢してたのに」
フェイトちゃんの言葉に、自分の服装を見る。今日の服は確か、以前はやてとアリサと一緒に買い物に行った際に勧められて買った物だ。
気が付かなかったが、よく見ると胸元がよく見える気がする。それに気付くと、急に恥ずかしくなった。
「フェイトちゃん…ずっと、見てたの?」
「それは勿論。実は誘ってるんじゃないかって、ずっと考えてたんだよ…。だけど自分の思い込みだったら嫌だったからずっと我慢してたのに。でも無理。こんな可愛いなのはを前にして我慢しろなんて、無理。だから、良いよね」
「良くな…っん!」
言葉の終わりを待たずにフェイトちゃんの唇が触れる。角度を変えて何度も何度も口付けられると次第に頭がぼうっとしてくる。
抵抗しようと最初はフェイトちゃんの身体を押していたのだが、今では背中へ手を回して縋るようにしがみ付いていた。
抵抗を止めたところで、フェイトちゃんの手がそっと太股を弄った瞬間、正気に返った。
フェイトちゃんの身体を全力で押すと、フェイトちゃんを力強く睨んだ。
「フェイトちゃんのぉ…えっちー!!」
叫んだ瞬間、フェイトちゃんの頬に自分の平手が打ち込まれ、気持ち良いくらいの乾いた音が部屋に響いた。
おまけ。
「なのはちゃん。今日デートって言ってたけど、あの服着たかなぁ。フェイト先生が欲情して一線越えたりしてな」
「馬鹿。なのはが流されると思う?きっと恥ずかしがって嫌がるわよ。最近イチャイチャし過ぎてむかつくから、フェイト先生は痛い目見るといいわ」
「うわぁ…アリサちゃんきっつー。フェイト先生可哀想に。けどまぁ、イチャイチャし過ぎなんは認めるわ。あれは酷すぎるで」
「あー…なんかあの二人の話してたら、コーヒー飲みたくなったわ」
後書き。
という二人の陰謀の元、買った服なのでありましたー(笑)
こんな感じでどうですか?フェイトさんが若干むっつりっぽいんですが。まぁいいですよね。間違ってないですよね。締めが平手打ちな理由はですね…なのはさんに平手打ちされるフェイト先生がデフォルトだと思う会を(勝手に一人で)立ち上げたからです。いや活動とかしませんけどね。
そんな訳でお粗末様です!
なのはさんとフェイトさんが幸せならそれでいいです。
パラレルが多いような気がします。
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