普通に思い付いた単語かたっぱしから入れちゃう感じになってるよもう。
そんな訳で更新。前に言っていた御主人様と奴隷ネタ。なぁしさすさんから御主人様はフェイトさんという意見頂いたので御主人様はフェイトさんです。というより前々からフェイトさんかな、と自分でも思っていましたけど。
相変わらずえろなところは反転です。
それでは続きからどうぞ。
一枚、二枚、三枚、四枚…。
手慣れた手付きで数えられていく札束は、自分につけられた値打ちなんかよりも相当多い金額だった。
当然、それで売られないなんて事、ある筈はなく、あっさりと売られた。つまりは奴隷として、一人の主人に仕える事になったという事だ。
そこで驚いた事が。
自分の主人となる人が女性であった。今までに自分の前に売られて行った人は皆、男性に買われていたから。なので、自分もそうだと思っていた。
しかし、それ以上に驚いた事は、自分を買った女性が、幼い頃よく一緒に遊んでいた友達のフェイトだった事。
* * *
「じゃあ、部屋はここを使って」
広い屋敷へ着くと早速自分の部屋となる一室へ通された。
中へ入ると、机と椅子にクローゼット。シングルベッドに浴室まである。奴隷に与える部屋としては豪華すぎる。そう思った。
「あ、あの…。こんないい部屋を与えてもらって、良いんですか?」
「いいんだよ。他の侍女とかは日が暮れると帰っちゃうから部屋は休憩室のみだけど、なのはは泊まり込みだし、特別だから」
「特別…?」
「仕事が、ね。それじゃ、準備が出来たら早速、私の部屋まで来てもらおうかな。この部屋の隣だから。なるべく早くね」
フェイトはそれだけ言うと、部屋を出て行く。一人になった部屋で、クローゼットから用意されていたメイド服を取り出して着ると、早速フェイトの部屋へ向かい、ノックしてから入室した。
すると、フェイトが書類から目を離してこちらを見た。
「失礼します…」
「うん。よく似合ってる。サイズは?きつくない?」
「大丈夫です」
机の書類に目を戻しながらも、そっか、と呟いたフェイトは、机の上に置いてあったペンでサインをすると立ち上がった。
「それじゃ、仕事について説明しようかな。内容はいたって簡単。私にされるがままになっていればいいんだよ」
「されるがまま…?」
「うん。こっちにおいで、なのは」
フェイトに促されるままついて行くと、そこは寝室で、大きなベッドが一つある。フェイトは手を引くと、勢い良く押し倒した。
突然の出来事に、困惑してしまう。
「や、やだ!何を…っ」
「大人しくしてて。別に抵抗してもいいけど、私は痛い事はあまりしたくないから」
僅かに細まる目に、思わず抵抗を止める。すると、フェイトは満足そうに笑ってからメイド服のボタンを外す。
いくつか外したところで露わになった胸にフェイトの手が触れると、身体が無意識のうちに強張った。そんな自分の様子を見て、フェイトは口を開いた。
「もしかして、こういう事するのは初めて?」
黙ったまま、首を縦に振る。するとフェイトは一度まじまじと見つめてから、下着を取り払って、直に胸へ触れた。
加減もなく揉みしだかれ、痛みが走り嫌々と首を振った。
「い、たぁ…っ」
「痛い?ごめんね。でも、すぐによくなるよ」
フェイトはそう言いながら、先程よりも優しい手付きで触れると、突起を摘んだ。
初めて味わうその感覚に、最初は戸惑ったものの、次第に快楽の波が身体を襲い、シーツを強く掴んだ。
「っ、ふぁ…ぁ…」
意識せずとも口にしてしまう嬌声は、とても自分のものとは思えない。
ふとフェイトの手が休まったかと思えば、今度は唇が触れ、舌が這う。未知の感覚に、自分の声は大きくなるばかりだ。
「ん、ぅ…ひぁ!」
「こういうのは、嫌いかな…」
突起が唇で挟みこまれてから、甘噛みされる。先程よりも強い刺激に身体を震わせた。
だが、決して嫌ではなく、甘い声を漏らすと、フェイトが安堵したような表情で笑った。そして、下腹部へ手が伸ばされる。
下着を脱がされ、指でそっとなぞられると、くちゅりと濡れた音が響いた。
「濡れてるね」
「んぅ…」
両手で大きく脚を開かれてまじまじと秘部を見られる。それが恥ずかしくて脚を閉じようとするが、フェイトの手はそれを許してはくれない。
フェイトはそのまま秘部へ顔を寄せると、舌で愛撫し始めた。時折敏感な突起に舌が触れる度にびくりと身体を震わせると、フェイトの舌が限界まで中に入り込んだ。
「っは!?あぁ…っ、やっ…やだぁ、フェイトちゃ…」
「――っ」
無意識のうちに名前を呼んだ瞬間、フェイトが無表情でこちらを見た。
昔からの仲だが、今までフェイトのこんな表情は一度も見た事がなかった。紅い瞳と視線がぶつかり、背中に冷たい汗が伝う。
「奴隷が、主人を名前で呼ぶなんてね…」
「っ、ごめんなさ…」
「少し、躾が必要かな」
言葉と同時に、フェイトの中指が一本、中へ沈められる。既に濡れていたので、さほど痛みは感じなかったものの、それでも初めて体験する異物の感覚に、顔を顰めた。
何度か馴染ませるように上下に動いてから、薬指が添えられ、二本同時に侵入した。
「初めてにしては結構…。もう一本いけるかな…」
フェイトの言葉に恐怖が身体を襲った。今でもきついとさえ感じる程であるのに、これ以上増えたらどうなってしまうのだろう。
そんな事を考えている間にも、フェイトの人差し指が添えられている。思わず身体が震え、シーツを強く握って口を開いた。
「や…やだ…止め」
「止めるのを決めるのはなのはじゃない。私だよ?」
「ふぁぁ…っあ、やだ。やだぁ…っあぁぁ――」
指が三本同時に侵入した。
あまりの圧迫感に掴んでいたシーツを更に強く握り締めると、フェイトの指が動いた。窪みに押し当てると小刻みに揺すられる。すると、先程とは違う快楽が身体を襲った。
頭が真っ白になる程の刺激に、生理的な涙が頬を伝うと、フェイトが耳元で囁いた。
「…辛い?」
フェイトの声に、首を縦に振る。するとフェイトがこちらを見て微笑んだ。
「なら、ちゃんとおねだりしないと。ね、なのは。なのはは良い子だから、出来るよね?」
「はっ…あ、御主人、様ぁ…。お願いします、もう…」
「…良い子だね」
中に侵入したままだった指がフェイトの言葉と同時に激しく動く。それに付け加えて親指で突起を押し潰されると、もう限界だった。
「っあ、あぁぁぁっ!!」
* * *
目を覚ますとそこはフェイトの寝室で、自分があの後そのまま気を失っていたのだと知る。
乱れたメイド服を来て、隣の灯りがついている部屋へ向かうと、机の上にペンを走らせるフェイトの姿が目に入った。
「…起きたの?」
「はい…」
「今、ちょっと忙しい時期だから毎日ではないと思うけど、さっきのような事が君の仕事。私が呼んだらすぐに来るんだよ。それ以外は何をしてても構わないから。…あ、でも、外出の時と、お金を使う時は相談して欲しいかな」
「はい…あの」
フェイトの言葉に返事をしてから声をかけると、フェイトの視線がこちらへ向く。
その視線に思わず躊躇うが、拳を強く握り締めると再び口を開いた。
「あの、御主人様は、前に私と会った事がありますか?」
「……さぁ。覚えはないかな」
「そうですか…。人違いみたいですね。すみません。それでは失礼します」
フェイトに対して一方的に告げると、フェイトの部屋を出て行く。隣の自分の部屋に戻ると同時に、その場へ崩れ落ちる。
「フェイト、ちゃん…」
頬を伝う涙は、暫くの間止まらなかった。
後書き。
こんな感じでどうですかー?
最近こんな感じのフェイトさん多いなぁ…。リー的フェイトさんは、普段クールっぽいけど実は抜けてる感じだと思うんですけど。あと(恋愛に関しては)いざという時ヘタレ。
実はこれ、ハッピーエンドの流れでネタは用意してあるんですが、書こうかどうか迷ってるんですよね。書いた方がいいですかね?「書けよこのやろー」とか意見があったら書こうかな(笑)
とりあえず次は連載更新したい!お粗末様でしたー!!
なのはさんとフェイトさんが幸せならそれでいいです。
パラレルが多いような気がします。
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